立面の家 鉄骨検査

年末の建方に向けて、「立面の家」の鉄骨検査に行ってきました。

鉄骨検査とは、実際に建ち上がる建物の構造材である柱や梁を確認する作業ですが既に工場では沢山の材が出来上がっていました。

 

出来上がった材料は錆止め塗装が施され、工場の脇にストックされ出荷を待ちます。

 

材を1本1本よく見るとブレースを取り付けるプレートが沢山ついており、かなり複雑な形状をしています。

 

溶接をしている様子はかなりの迫力で、実際に物がつくられている現場に行かないと体感できない刺激を受けます。

鉄は木に比べて硬く扱いにくい素材ではありますが、とても強度があるのでうまく使うことができるとデザインの幅も広がると感じました。

今後は構造材だけでなく、作り付けの家具や仕上げなどにも積極的に使いたくなるそんな検査でした。

 

現場の方は、鉄骨建方に向けて基礎工事が着々と進んでおります。

現場は年内ギリギリまで続きます。

 

 

 



立面の家 地鎮祭

東京都目黒区で着工した住宅「立面の家」の地鎮祭を行いました。

前から進めているプロジェクトですが、このブログでは初登場のため以下、概要のご紹介です。

 

敷地は幅4m程の道路に囲まれた約20坪程の角地で、隣家も敷地境界線に迫って建つ木密地域の中にあります。

3階建ての隣家が東側と南側の敷地境界線の際に建っているため、どのようにして室内に太陽光を導き部屋を立体的に構成していくか模型等で何度も検討をしました。

 

北側隣地の採光を確保するために高度斜線制限が掛かる地域のため、上空には高度斜線によってできる空への抜けが存在しています。

その抜けを「都市の隙間」呼び、そこに対して大きな窓を開け目一杯開くことで室内に光を導くことを考えました。

断面図を見ると分かりますが、どの階も「都市の隙間」に開いた大きな窓から光が差し込みます。

 

木密地域の中に配置すると、大きな窓から空に向けて顔を出している様です。

 

模型写真です。

内部での生活は常にこの大きな窓と共にあり、どこにいてもこの窓を介して空を感じることができます。

これから現場は基礎工事に入ります。これから工事の様子のレポートを続けていきたいと思います。

竣工は来年の3月を予定しています。

 

 

 

 

ArchDaily、designboom 掲載

山梨県北杜市小淵沢で竣工した週末住宅「八ヶ岳の離れ」を海外の建築デザインサイト「ArchDaily」や「designboom」に掲載して頂きました。

写真のセレクトがさすがというか、自分以外の方に再編集して頂くと新しい発見があります。

お時間がございましたら是非ご覧ください。

 

ArchDaily

https://www.archdaily.com/905181/yatsugatake-annex-takanori-ineyama-architects

 

designboom

https://www.designboom.com/architecture/takanori-ineyama-architects-residence-japan-11-06-2018/

 

 

 

倉のある家

撮影:砺波周平

worksに山梨県甲府市で竣工した住宅「倉のある家」をアップしました。

今年の3月に竣工しまして、クライアントによる中庭の植栽工事が落ち着いたタイミングで竣工写真を撮影しました。

お時間がございましたら是非ご覧ください。

 

works

http://ineyama.jp/works/ 

 

 

 

 

Homify 掲載

「住まい」の総合ポータルサイト「Homify」に山梨県北杜市で竣工した住宅 TabHouse を特集記事として掲載して頂きました。

「共有を楽しむワンルームスタイルの家」

https://www.homify.jp/ideabooks/5953263/共有を楽しむワンルームスタイルの家

 

「共有を楽しむワンルームスタイルの家」ということで家のコンセプトをご理解頂いた記事で大変嬉く思います。

近年は家の中で本を読んだりタブレットを見たり音楽を聴いたりと過ごし方が多様化し、1台のテレビを家族全員で見るようなことも少なくなってきていると思います。

そのような時代で一般的なLDKの考えも少しずつ変化をしていると感じ、意図的に大きなワンルームを提案しております。

家族で1つの空間を共有しながら思い思いのことをして過ごす、カフェや広場のような公共の空間に近い状態をイメージし設計をしております。

 

大きな空間をつくると寒さや暑さに対してご心配されるとこもございますが、近年は断熱材やサッシなどの性能が上がり大空間をつくり易くなっております。

太陽光や風の取り入れ方などを計算して設計をすると、TabHouseの様に比較的寒冷な山梨県北杜市でもエアコン1台で家全体の冷暖房をまかなえる家ができてしまいます。

部屋を分けることで、その部屋数だけエアコンなどの設備が必要となり効率が悪くなる場合もあるためワンルームにすることでエアコンの台数も減らすことができるとも言えます。

ここでいう「共有」とは空間だけでなくエネルギーの共有も意味しています。

 

デザインだけでなく設備や構造など多角的に検討することで思い切った家づくりをすることができます。

普段はなかなかお伝えすることができませんが、もう少しこのblogでも発信できれば良いのですが。。

他の家でも色々と考えていることがございますので、何かご質問などございましたらコンタクトフォームよりお気軽にご連絡下さい。

 

Homifyは世界中の国で展開されていて、韓国のHomifyでも特集記事を組んで頂きました。

https://www.homify.co.kr/ideabooks/5944167/발코니에서-하늘을-걷는-기분을-즐기는-단독주택

WEBの翻訳機能を使って文章を読んでみると、日本とはまた少し異なる内容となっており興味深いです。