立面の家 地鎮祭

東京都目黒区で着工した住宅「立面の家」の地鎮祭を行いました。

前から進めているプロジェクトですが、このブログでは初登場のため以下、概要のご紹介です。

 

敷地は幅4m程の道路に囲まれた約20坪程の角地で、隣家も敷地境界線に迫って建つ木密地域の中にあります。

3階建ての隣家が東側と南側の敷地境界線の際に建っているため、どのようにして室内に太陽光を導き部屋を立体的に構成していくか模型等で何度も検討をしました。

 

北側隣地の採光を確保するために高度斜線制限が掛かる地域のため、上空には高度斜線によってできる空への抜けが存在しています。

その抜けを「都市の隙間」呼び、そこに対して大きな窓を開け目一杯開くことで室内に光を導くことを考えました。

断面図を見ると分かりますが、どの階も「都市の隙間」に開いた大きな窓から光が差し込みます。

 

木密地域の中に配置すると、大きな窓から空に向けて顔を出している様です。

 

模型写真です。

内部での生活は常にこの大きな窓と共にあり、どこにいてもこの窓を介して空を感じることができます。

これから現場は基礎工事に入ります。これから工事の様子のレポートを続けていきたいと思います。

竣工は来年の3月を予定しています。