壁をまとう小屋
今年の2月頃から山梨県北杜市小淵沢に計画中の週末住宅のご紹介です。
「壁をまとう小屋」という周辺の環境を丁寧に読み込み配置された、一筆書きの壁によって構成される建築です。
敷地は南側道路に緩やかに傾斜した約100坪の土地です。
写真は2月に敷地調査をした時のものなので雪が残っています。
前面の家の大きな桜の木や別荘地の規定で隣地から2.5mのセットバックすることや周辺建物からの視線など、敷地周辺をよく観察するとたくさんの条件が見えてきます。
それらを一筆書きの壁を配置することで開放的なリビングや露天風呂などクライアントの希望する別荘での生活を獲得することができます。
一番最初の模型写真は敷地正面から撮影した写真です。
建築自体を敷地に対して少しナナメに配置されているので見る角度によって少し表情が異なります。
上から見るとナナメに配置された壁がよくわかります。
壁の配置のルールに合わせ外構デザインも計画されています。
竣工は来年の初夏を予定しています。
来年の夏休みにクライアント家族がここで夏休みを過ごすことを楽しみに現在、実施設計中です。
次回は、内部のご紹介をしたいと思います。